突然ですがビオナーデ(BIONADE)ってご存知でしょうかね。
ビオナーデ(BIONADE)は1995年にドイツで開発されて以来、
欧州を皮切りに多大な人気を集めたソフトドリンクなんです。
日本では売れなかった
化学添加物を全く使わずに有機発酵させたオーガニック清涼飲料で、
当時ドイツで大ブームを巻き起こしたんです。
なにしろビオナーデは2006年には7300万本も売れていて、
2007年8月にはハンバーガー・チェーンのマクドナルドとの販売契約、
コカ・コーラ社からの数億ユーロという巨額での買収を持ちかけられたという、ビオナーデ。
欧米の人気を聞きつけて、日本でも2008年より輸入が始まり、これは流行るんじゃないかと期待しましたが、
日本では売れませんでしたねえ・・。
2012年6月日本国内での取扱いは終了になり、
そのビンを見かけることはなくなりました。
ドイツでは大ヒットした
ビオナーデは、ドイツのバイエルンで農夫が開発したもので、
開発者であるディーター・ライポルトがドリンクの開発、
技術改良に8年以上の時間と150万ユーロ近くの多額の資金を費やしたため、
一時は破産寸前の状態に陥るまでになったそうですが、
小さなスポーツ大会やイベントでコツコツとPR活動を続けた結果、
ドイツ国内でファンタやスプライトなどのコカ・コーラ製品に匹敵する売上げを誇るソフトドリンクに成長したそうです。
添加物ゼロ、有機発酵させたオーガニック清涼飲料
バイエルン州・オストハイムのペータービール醸造所で
「よりよい世界の公式飲料水」をキャッチフレーズに製造されているビオナーデ。
開発者自身が「添加物ゼロのファンタ」と喩えているように、
ビオナーデの製造方法はビールの製造方法に似ていて、
麦芽を発酵させ製造しています。
ただ、ビールとは違って
その発酵によってアルコール分は発生せず、
実際アルコールは一切含まれていません。
酵母菌を使って発酵後、濾過、炭酸添加、
天然香料の添加、カルシウムやマグネシウムを強化して製造されています。
当時日本で購入可能だったのは、
エルダーベリー(Elderberry) 、
ライチ(Lychee)、
ハーブ (Herbs)、
オレンジ&ジンジャー(Ginger-Orange)
の4種でした。
炭酸は比較的にマイルドで、レモネードのような味。
甘さ控えめで爽やかな風味で、私的には好みでしたが、
日本では330ml入りビンが、税込み366円(2008年5月当時)と、
日本のソフトドリンクと比べると価格が若干高めでした。
健康的で「21世紀のコカコーラ」とまで言われたビオナーデ。
また日本に再上陸する日は来るんでしょうか。