愛のことば

54歳、妻子と住宅ローンあり、不安障害とうつを抱える男が闘病と仕事に就くためにもがき続ける毎日をつづるブログ

息子のバスケの練習試合

朝から家の掃除をしたあと、

妻から、息子のバスケの練習試合を観にいって来たらどうかと提案され、行くことにした。

 

試合会場の体育館は思いのほか広くて、二階ギャラリーも、体育館を一周走れるランニングコースや観客席がしっかりあって、

 

建物自体はさほどあたらしくはないものの、設備のしっかり整った体育館だった。

 

ただ、体育館の広い空間に入った瞬間、

なれない場所のせいなのだろう、不安障害の症状が顔を出し、

若干、「怖さ」を感じている自分がいた。

 

会場に入って、二階にギャラリーに上がると、真正面で息子の学校のチームが、

まさに試合中だった。

 

ただ、その試合には息子は出場していなかったんだけど、それでも息子のチームと息子の顔が見れただけでも、大げさかもしれないけれど、僕は幸せな気分になった。

 

試合は善戦したけど、息子の学校は惜しくも負けてしまった。

試合は負けたけど、でもやっぱり若いっていいな、と素直に感じた。

 

息子の顔を見ているうちに、いつのまにか不安感も和らいでいて、

帰りは、息子と一緒に帰宅することができた。

 

秋晴れの夕暮れ、息子と一緒にいられること。

こみあげてくる涙をこらえながら、家路へと向かった。

 

息子の顔を見ていると、また泣いてしまいそうだったので、

息子の横顔に「ありがとな」とひとこと言うのが精いっぱいだった。