8月9日日曜日が終わろうとしている。やっぱり、ものすごく時間のたつのが早い。
今朝は、息子の部活の練習試合があるので、6時前に起きて駅まで送った。
些細な事だが、僕にできることはやりたいとおもう。
一日のうち何度か不安が強くなる時がある。
そういうとき、ぼくは「抱きしめてほしい」という思いにかられる。
ハグしてほしい、という思いが、前々から強い。
昔youtubeで海外のフリーハグズの動画が出始めの時、見て感動している自分がいた。
見ず知らずの、通りすがりの人がハグしてくれるなんて、
コロナの今じゃちょっと無理があるけど、動画を見て感動した。
でも、50のおじさんを抱きしめてくれる存在は現実にはないので、
僕は、抱きしめてもらえない代わりに、自分で犬を抱きしめた。
犬は優しい。僕が泣きはじめると、寝ていても起きて来て顔をなめて慰めてくれる。
見て見ぬふりをしている悩みがあるから、
薬を飲んでいても、不安の波は定期的に来る。不安で怖くなる。
僕の母親は、僕を産んですぐリウマチを患い、手の関節や足の関節の痛みに襲われた。
母親は僕が小学校へ上がるまでリウマチがきつく、しばらく寝た切りだった。
そのせいもあるのかどうかはわからないけれど、僕はあまり親に抱いてもらった記憶がない。
こじつけかもしれないけれど、昔から誰かに抱きしめてほしい気持ちが強いのは、
そんな理由からなのかもしれない。
今日も時折くる不安に、犬を抱きしめた。犬は僕の手や顔をなめ、抱かれていてくれた。ありがとう、と犬に感謝した。
貴重な休日の時間が刻々と過ぎていく。薬を今日も飲んだ。
明日の朝は娘を駅まで送ってあげなければ。そのあとはベランダでも洗おう。
大切な時間を噛み締めるように、確かめながら感じたい。
時折不安になるけれど、今日もよく生きたよ、僕。