僕は毎朝起きるとき、自分を励ますために、ひとりぶつぶつ
僕は大丈夫、僕は大丈夫、と何度も何度もつぶやいているのだけれど、
となりで寝ている息子には、それがどうやら聞こえていたらしく
朝早くから「呪文」のようにぶつぶついう声がうるさかったようだ。
妻から、息子がそう言っていた事をおしえられ、
悪いことをしたなと思った。
どうしても朝は不安と恐怖心が強いので、自分を励ますために
しばらく枕に口を押し当てながらも、ぶつぶつと自分への励ましの言葉を
しばらくつぶやいてから出ないと、布団から起き上がる勇気が出ないのだ。
でも、早出勤務している手前5時起きになるから、
息子には早朝からの「呪文」は耳障りだったに違いない。
ただだからといって、すぐにやめられるかというと、多分やめない。
朝起き上がるときの勇気を奮い立たせるためには、
自分へのエールを自分でひとしきりつぶやかないとダメなのだ。
自分しか自分にエールを送ってくれる人なんていないから。
自分しか、「自分はダメだ」と思う自分に「ダメじゃないよ」といってくれる人がいないから。
前にも書いたけれど、家族には、この不安感や孤独感、恐怖は
なかなか分かってもらえない。
だから僕は自分で自分を励ますしかないし、
これからも自分の事を励まし続けることはやめないと思う。