今朝も泣きながら布団から抜け出し、出勤した。
寒くて、朝まだ暗いので余計憂鬱になる。
考えたくないのに、考えていることが多すぎる。
先週、生命保険会社のファイナンシャルプランナーが
ライフプランの相談に来て、いわゆるこれから先の人生設計というのを
シミュレーションとしてつくってみせてくれた。
それによると、60歳以降、収入と支出のバランスがとれなくなる、
ようするに、生活が立ち行かなくなる、らしい。
老後、というものは先行きが暗い、ということをわざわざ見せられた気がした。
来週から、また違う場所で仕事をさせられるらしい。
考えたくもないことが、頭の隅っこに住み着いた気がした。
それからというもの、夜の眠りがさらに浅くなった。
寝汗と動悸がして、また早期覚醒がひどくなった。
あくまでもシミュレーションで、本当に未来がどうなるかなんて
誰にもわからない。暗い未来なんてまっぴらだし、
そんなものを信じたいとは思わない。
なのに、だ。気分がよくふさぐようになり、不安要素が増えてしまった、
考えなくていいことが、さらに一つ増えてしまったみたいだ。
心では、考えるな、と言っているのに、頭が勝手に妄想をしはじめて
悪い想像を巡らせ考えてしまう。
いかんいかん、疲れがたまっているのだろう。
ヘタな考え休むに似たり、早く寝て余計なことは考えないでおこう。
意識的に考えないようにしよう。
今、この瞬間しか、現実はないんだ。
それにしてもつかれた、僕は今日も、本当によく頑張って生きてくれた。
お疲れさま、今夜も何も考えずに眠ろう。