日曜日。何もない日曜日。
家族は朝から出かけたので、ぼくは横になりたいだけ横になって、転寝をした。
それでいい、それがやりたかったんだ。というかやりたいんだ。
何もない時間をじっくりと自分のおもう様に使いたい。
人生の折り返しを過ぎた年齢で、
人生にはいつ何があるかわからない、ということを身に染みて
感じている今、自分がしたいと思う事、日常のホントに些細なことだけど、
それをやってしまいたいだけ。
しずかにしずかに、自分をいたわりたい。
アクティブなのもいいいだろう、でも、僕は今は静かに過ごしたい。
小さいわがままを実行したい。
ふとしたときに不安が起き上がってくる。心細さと寂しさをつれて僕を襲う。
いつまで薬を飲めばいいのかしらないけれど、
僕は、今の静かな時間に、小さいわがままを実行して過ごしたい。
父親が亡くなる前、肺が悪く、誤嚥を起こすと良くなかったので、
飲み食いに気を付けていた中、コーヒーを飲むのが好きだった父は
僕に「コーヒーは飲むようにしてるねん」と言っていたのを思い出す。
僕は、今、同じことを思っている。
ゆっくりコーヒーを飲む時間。大事だと思う。
ゆっくりしたいならそうすべきだ。そうおもう。