愛のことば

54歳、妻子と住宅ローンあり、不安障害とうつを抱える男が闘病と仕事に就くためにもがき続ける毎日をつづるブログ

過去にこだわっている時間はない。

今年の仕事が終わった。精神的に不安定な状態で、

未経験の仕事に従事した、ということだけでも

今年の僕はよくやった、と思う。

 

仕事がなくて、無職状態が続く中で自分の無力感に

押しつぶされそうになりながらも、なんとか自分を保った、

そんな自分を、僕はよくやったと思う。

 

今年は、本当に、生きることに集中した一年だった。

その日一日を、泣きながら始まり泣きながら終える一年でもあった。

 

それとやっぱり、一度壊れた心は、元に戻るのに相当の時間を要するんだな

ということが嫌というほどわかった気がする。

 

治らないんだもんな、治ったかな?と思っても、

薬がきれたら、怖さと不安がぶり返してくるし、孤独感で心細くなって、

自分なんてもうだめだって、悲観的になってしまう。

 

落ちた心が上がって来るのにも、それなりに時間がかかるし、

仕事上の、単純な心身の疲労に加えて、

不安障害とか鬱に関する心の疲労とが重なって、

自分の脳がどこかおかしくなってるっていうのがよくわかった。

 

地を這うような、そんな一年だったなあ。

まともに立ち上がる事すら出来なかった。

仕事もまたゼロから探さなきゃいけないし。

 

昨日、妻に久しぶりにハグしてもらった。

急に涙があふれて来て、一気に精神が安定するのが分かった。

男性としての自尊心が壊れてしまって、

 

守ってあげると約束して結婚したはずなのに、

何にも守ってあげられてない。

ここで自分を責めても仕方ないから、もう自分を責めないけど、

何とかしないといけない、という気持ちは常にある。

 

でもそのなんとかしないといけない、という気持ちが

不必要に巨大化して、焦燥感として襲ってくるのがとても厄介。

 

まだまだ不安障害とか鬱の症状からは抜けてないんだなと自覚しつつ、

今日と、今年が暮れていく。

 

この精神疾患を抱えながら仕事をしていかなければいけない、

というのは僕にとってかなりの負担なのは間違いない。

でも、もうそうなんだから、そこからスタートするしかない。

 

今日は朝から雨降りで、早朝出勤する時はまるで深夜のようだった。

おさまらない不安感と孤独感で泣きながら出勤したけど、

それも一応、終わり。

 

また次のステップに進んでいかないといけない。

書きながら、心の底によどんでいる不安感と恐怖感を感じて、

それでも、とにかく今日が暮れていくことを、良しとしよう。

 

今日も僕は本当によく頑張った。一人でする仕事が多かったし。

不安でいっぱいだったけれど、こなすことが出来た。

もちろん小さいミスとか失敗もしたけれど、

もうそれも過去のこと。

 

お疲れさま、僕。

もう次へ行こう。過去にこだわっている時間はない。