今日も一日、生きた。長く感じた一日が暮れていく。
仕事終わり、帰り道、堪えていたけど、また泣いた。
今日も、長く感じた一日が、やっと終わったという思いが、
仕事終わりには、無意識に辛抱しているつらさを解放できるからだ。
仕方ない、子供の頃から泣いて思いを発散してきたから、
いい大人になっても、そこは変わらなかったんだ。
見た目かっこ悪いけど、それも含めて仕方ないとおもうし、
それでもいいと思ってる。
色んな仕事をやってきたけれど、いつも時計の時間を気にしていた。
何分経っただろうか、あと何分辛抱するのか。
仕事は変われど、どの仕事中も、そればかり考えていた。
いまも、そればかり考えている。あと何時間で終わる、
あと何分で帰ることができる。
僕にとって、今万でやってきたほとんどの仕事は「苦行」だから、
時を忘れて没頭できるような仕事は、自営でやった仕事の一回だけだった。
いい思い出も、悪い出来事も、過ぎてしまえば時の彼方で永遠にストップしている。
今日あった嫌なことも、もうすでに過去のこと。
嫌な記憶は全部、きれいさっぱり時の彼方に捨ててしまおう。
僕の記憶は、自分が大切にしているものへの思いだけで埋めればいい。
あとは今のこの瞬間を生きることに、エネルギーを使えばいい。
今日も、しんどかったけど、暮れていく。
仕事中泣いたけど、もう済んだこと。
時の彼方へ捨てていこう。
今日もよく生きたよな、僕は。