僕は、基本、気分が塞いでいる。
もっとざっくり言うと、
基本うっすらといつも「消えたい」「死にたい」と思っている。
その塞いだ気分の状態の波が大きいか小さいかだけだ。
この気分を始めて感じたのは小学校2年の登校時だった。
そのころから「うつ病」だったわけではないけれど、
うつになりやすい性格と性質を持っていたんだと思う。
今でこそ、抑うつ状態が2週間以上続いている場合、うつ病が疑われるから、医師の診察を受けたほうがいい、なんていわれる。
2週間程度で済めば、楽だろうなと思う。
でも、僕は常に気分が落ちてる状態が普通だと思っていたので、
てっきり、僕と同じように通常の人も皆、
基本の精神状態は「塞ぎこんでいる」ものだとばかり思っていた。
そう、みんな「うつ」だと思ってた。
でも、そうじゃないと知ったときは、ほんとうに驚いた。
健常な人は、
「常に心にモヤがかかったような、憂鬱で、嫌な気分がずっと続いている」
んじゃないんだ、という事実。
嫌なことがあったり、疲れたりしたときに、そういう状態がしばらく続くことはあっても、
カラオケやスポーツをしてストレス解消をしたり、おいしいものを食べたり、お酒飲んだり、誰かに話したりなどして、
しばらくすると、「心にモヤがかかったような、憂鬱で、嫌な気分」から、
開放されていくのだという。
僕はそれを聞いたとき、自分が普通の人の精神状態とは違う、ということに改めて気が付いた。
うすうすは感じていたけれど、「そうだったのか」と、思い知った。
今でこそ、自分の感情のコントロールが出来なくなって、
早期覚醒と激しい動悸に見舞われて、心療内科を受診して、
医者に「不安障害とうつです」と診察されたから、自分でもそう認識しているし、
ふいに悲しさが沸き起こって涙があふれてくるし、
不安と恐怖が、心の底からわきあがってきて、薬を飲まないとどうしようもないときがある。
これを書いている今も、怖いし、不安だし、寂しいし、
泣き叫びたい気持ちになっている。
心の病気で苦しんでいる人はいっぱいいるし、
その経験をもっている人が励ましのコメントをくださるけど、
みんな優しい。
見た目に分からない、つらさがなかなか伝わらない心の病気。
皆さん、そんな心の病気のしんどさ、つらさを身にしみて知っておられるからだ。
僕もしんどいけど、皆さんの温かいコメントの言葉を何度も読み返して、
ひとしきり泣いては、落ち着きを取り戻している。
実は今、とても怖くて不安でどうしようもなく震えている。
今夜も怖いから、薬を増量して飲んで布団に入ろう。
どうか穏やかに眠れますように。
どうか僕の人生が、穏やかでありますように。