愛のことば

54歳、妻子と住宅ローンあり、不安障害とうつを抱える男が闘病と仕事に就くためにもがき続ける毎日をつづるブログ

みんな「うつ」だと思ってた

僕は、基本、気分が塞いでいる。

もっとざっくり言うと、

基本うっすらといつも「消えたい」「死にたい」と思っている。

その塞いだ気分の状態の波が大きいか小さいかだけだ。

 

この気分を始めて感じたのは小学校2年の登校時だった。

 

そのころから「うつ病」だったわけではないけれど、

うつになりやすい性格と性質を持っていたんだと思う。

 

今でこそ、抑うつ状態が2週間以上続いている場合、うつ病が疑われるから、医師の診察を受けたほうがいい、なんていわれる。

 

2週間程度で済めば、楽だろうなと思う。

 

でも、僕は常に気分が落ちてる状態が普通だと思っていたので、

 

てっきり、僕と同じように通常の人も皆、

基本の精神状態は「塞ぎこんでいる」ものだとばかり思っていた。

 

そう、みんな「うつ」だと思ってた。

 

でも、そうじゃないと知ったときは、ほんとうに驚いた。

 

健常な人は、

「常に心にモヤがかかったような、憂鬱で、嫌な気分がずっと続いている」

んじゃないんだ、という事実。

 

嫌なことがあったり、疲れたりしたときに、そういう状態がしばらく続くことはあっても、

 

カラオケやスポーツをしてストレス解消をしたり、おいしいものを食べたり、お酒飲んだり、誰かに話したりなどして、

 

しばらくすると、「心にモヤがかかったような、憂鬱で、嫌な気分」から、

開放されていくのだという。

 

僕はそれを聞いたとき、自分が普通の人の精神状態とは違う、ということに改めて気が付いた。

 

うすうすは感じていたけれど、「そうだったのか」と、思い知った。

 

 

 

今でこそ、自分の感情のコントロールが出来なくなって、

 

早期覚醒と激しい動悸に見舞われて、心療内科を受診して、

 

医者に「不安障害とうつです」と診察されたから、自分でもそう認識しているし、

 

 

ふいに悲しさが沸き起こって涙があふれてくるし、

 

不安と恐怖が、心の底からわきあがってきて、薬を飲まないとどうしようもないときがある。

 

これを書いている今も、怖いし、不安だし、寂しいし、

泣き叫びたい気持ちになっている。

 

心の病気で苦しんでいる人はいっぱいいるし、

その経験をもっている人が励ましのコメントをくださるけど、

 

みんな優しい。

 

見た目に分からない、つらさがなかなか伝わらない心の病気。

皆さん、そんな心の病気のしんどさ、つらさを身にしみて知っておられるからだ。

 

僕もしんどいけど、皆さんの温かいコメントの言葉を何度も読み返して、

 

ひとしきり泣いては、落ち着きを取り戻している。

 

 

実は今、とても怖くて不安でどうしようもなく震えている。

 

今夜も怖いから、薬を増量して飲んで布団に入ろう。

どうか穏やかに眠れますように。

 

どうか僕の人生が、穏やかでありますように。