愛のことば

54歳、妻子と住宅ローンあり、不安障害とうつを抱える男が闘病と仕事に就くためにもがき続ける毎日をつづるブログ

出口を探す夢

心が軽くなるような夢をいつから見ていないだろう。

見る夢は悪夢か、いつも見る「出口を探す夢」だ。

 

夢の中のシチュエーションは違っても、大抵、家のような建物の中や

 

あるいはどこかの遊園地のバックヤードの中、

 

大きくて古い旅館の中や、長く連なった何かの店舗の厨房や倉庫裏の通路、

 

いろんな場所、場面があるけれど、共通しているのは、

 

「誰かが何らかの仕事をしている建物の中」で、

 

僕はいつも不安になりながら、

 

焦る気持ちでその建物から外へ出る「出口」を必死になって探している。

 

どこまでいっても、どの扉を開けても、外に出ることができず、

 

たまに外の景色が見えるときがあって、

 

外に出るには、もう、すぐそこのはずなのに、外へ出るための順路と

 

出口がどこなのか、誰に聞いても教えてくれない。

 

 

大抵は朝方早く、その夢の間中、ずっと不安で怖くて、早く外に出たいのに出られない、

 

焦りと怖さの気持ちを抱えながら、夢にうなされていると

 

激しめの動悸が襲って来て、目が覚めてしまう。

 

 

 

 

夢の中でも、「出られない」不安と恐怖から、つねに焦っているので、

 

この出口を探す夢を見るとまったく眠れた気がしない。

 

寝るまえにどんなに薬を飲んでも、この夢は僕に付きまとって、

 

頭と心を休ませてくれない。

 

 

この迷路の出口は、どこなんだろう。近くなのか、まだ遠いのか。

 

本当に出ることができるのか。

 

 

 

この夢から逃れるためには、たぶん現実での「行動」しかないってわかってる。

 

でも、僕はもともとが怖がりで泣き虫で、行動力の乏しい子供だった。

 

さらに今は「不安障害」と「うつ」が「怖い」というブレーキを強く掛けてしまうから、

 

僕は、ここ数年ずっと、なにか行動を起こすために、

今の自分に出来ることを探し、やってみて、失敗を繰り返してきた。

 

ほんとうに、いろいろもがいてきたし、今ももがいている。

 

 

よく、夢の中では自分の動きがスローになって思い通りに動けない、なんていう話を聞くけれど、

 

今の僕は、現実の世界の中でも、自分うまく行動させることが出来ないでいる。

 

なかなか行動できない自分を責めたし、

 

うまく行かない現実しか生み出せない自分を卑下したりした。(今もその傾向はある。)

 

でもそれは、自分を虐待するだけで、自分の生きる気力を奪うだけだ。

 

正直、今の自分はまだ、生きる気力のメーターが限りなくエンプティに近い。

 

 

これから先の人生、メーターがFullになることはないにしても、

 

せめて半分程度にはなって欲しい、半分にはしたいな、

 

 

そうすれば、これから先の人生を、「消化試合」のようにとらえることなく、

 

もう少し、前向きな気持ちで、生きることができるのにな、

 

 

心の中で、いつもそう願っている。