愛のことば

54歳、妻子と住宅ローンあり、不安障害とうつを抱える男が闘病と仕事に就くためにもがき続ける毎日をつづるブログ

自分を責めるクセ

自分を責めるくせは、本当に日常の中のちょっとしたことで

自分はダメだと思ってしまうクセであり、

毎日何度も何度も無意識でやっている「自己虐待」だ。

 

これをやめない限りいつまでたっても

しんどい状況を自分で作り出してしまうので

自分で気が付いたら、「ああ、またやってるな」と自覚して、

これはべつに自分がダメなわけではないな、

と現実を確認しなおすようにしている。

 

そもそも自分がいつごろから自分責めをしだしたのか、はっきり覚えていない。

それぐらい長い間ずっと、自分ㇸのダメだしをやってきて、

自分の人生のほぼすべてを自分で否定してきたんだと思うと、

もうちょい早く気が付きたかったかなと思う。

 

仕事ができない状態になってからは、本当に絶えず自分を責めている状態で、

自分を責めて、際限なく気分が落ちていく中で感じるのは、

ものすごく大きな不安と絶望だけだった。

 

自分を少しでも癒そうと、

何かちょっと美味しいものを食べたり、

旅行へ行ったりしても、

 

自分を責めるクセがある限り、

「今お前はそんなことしてる場合なの?」

というような責めの観念が脳裏に浮かぶので、

心が安らぐ間がなく、

本来楽しかったはずのことが楽しめなくなってしまった。

 

その結果、ありとあらゆるものへの興味が失われてしまって、

「楽しい」とか「おいしい」とか、「気持ちいいな」とか、

心身のリラックスにつながるものがまったくなくなってしまった。

 

それは本当に怖かったし、悲しかったし、もう二度と自分が

笑顔になれないんじゃないかと思うほどさみしく、つらかった。

 

それまで、自分が精神疾患を患ってしまっている事実を受け入れられず、

心療内科を受診することにとても大きな抵抗があったけれど、

24時間緊張がとれない状態で毎日を生きるのがとてもつらく、

 

対症療法であっても、薬を飲んでその力を借りることも必要だって思ったし、

カウンセリング受けたり、自分の心情をノートに書きだしたりすることで、

自分の本心と、ちゃんと向き合うことが今必要な時なんだと思った。

 

自分を責めるクセは、それこそ地道にすこしずつやめていくしかない。

自分を責めることは、自分をいじめることであり、

自分を虐待していることに等しい。

 

だから、「ああ、今自分を責めているな」と気が付くことで、

少しずつではあるけれど、

確実に状況を良い方向へ変えていくことができると思ってる。