愛のことば

54歳、妻子と住宅ローンあり、不安障害とうつを抱える男が闘病と仕事に就くためにもがき続ける毎日をつづるブログ

うつは家族に理解されにくい

うつには休養が大切だといわれます。でも、実際自分がうつになると、

休んで何もしていない自分に、とてつもない罪悪感を感じるようになりました。

うつはぱっと見で病気だとわからないですからね。

 

うつ病がどんな病気で心理的にも身体的にも、どんな病状になるのか

うつ病にかかった本人ですら、自分がどうなってしまったのか、

自分の身に何が起きたのかすらわからなかったですから。

 

だから家族にも理解されるのが難しい病気だと思う。

僕もそうだったけれど、うつになった本人が、自分が鬱だと認めたくないこともあったりするから、家族にふさぎ込んでいるところを見せないようにしたり、

 

時折調子のいい日があると、自分も家族も

本当は病気ではないんじゃないか、なんて思ったりすることもあったり。

 

でも、基本毎日、消えたい、死にたいと思っていて、

身体はだるく、集中力も続かないので、

見た目何もしていなくても、気力も体力も消耗しているし

 

夜になって就寝する時間になると、

ようやく眠ることができるという安堵感と、

3時ごろ早期覚醒したあとの眠れない時間への恐怖が襲ってくる。

 

そして、どうかこのまま夜が明けないでほしい、

そう願いながら、浅い眠りのなかでまどろむ日々。

 

うつになった本人は、

思うように動けない、働くことができない。

ただ横になって毎日涙を流すしかない日々。

 

貯蓄が怒涛のように減っていくことへの恐怖と、

そんな自分への強い自己嫌悪と家族への罪悪感を抱いています

 

うつの治療は長くかかるから、経済面の不安は、

家族にも、大きな不安をあたえてしまいます。

 

うつ病になる人間は、たいていが責任感が強い人だと思います。

 自分のせいで家族が疲弊してしまうようなことになってほしくない。

 

少なくとも私は家族に迷惑をかけたくないと強く感じていますが、

皮肉なことに、

その家族に迷惑をかけたくないという思いがさらにうつの症状改善を妨げてしまう。

 

うつになった人間からすれば

家族の理解は、ほんとうに心強いのです。

というか必須だと思います。

 

うつという病気は、世間で理解されつつあるというけれど、

ぜんぜん、まだまだ理解されているとはいいがたいと思う。

 

だからこそ、うつ病になった家族を抱える家族へのサポートや情報が

いろんなメディアから発信されることで

もっともっと得やすくなってほしいと思うこの頃です。