愛のことば

54歳、妻子と住宅ローンあり、不安障害とうつを抱える男が闘病と仕事に就くためにもがき続ける毎日をつづるブログ

普通ってこんなにも難しいことなのですか

16社目の結果はやはり不採用だった。明日は17社目の派遣の面接。

正直、気持ちの切り替えが付いていっていない。

ずっと不安と精神的緊張状態が続いていて、心身ともにとても疲れやすい。

 

応募している仕事は、その都度仕事の内容だって違うし、仕事の時間帯だってちがうから、

面接を受け、結果を待ち、採用の際の心の準備をしておいても、これだけ不採用になると、

どういうふうに心をスタンバイしていればいいか、よくわからなくなってしまった。

 

とりあえず、明日朝10時から派遣会社の面接だということは間違いない。

 

あいかわらず、不安は強いし、ものすごく怖いし、夜眠るとき、薬は増やしている。

怖さが強いときは、枕に顔を押し当てて「怖い、怖い」と口に出してつぶやいている。

でも怖いものは怖い。

 

昨日、家で一人でじっとしていても良くないから、ということで

毎年家族で参詣している神社へ、ひとりで行った。

大きな神社なので、観光で団体がやってくることも珍しくない。

 

子供のころ、両親と初詣に参詣した思い出がある神社であり、

付き合っている頃も結婚してからも、妻と二人でしょっちゅう参詣した。

子供が生まれてからも、月に一回は参詣していた。

 

ひとりで参詣していると、いろんなことが思い出され、

涙が止まらなかった。やっぱり今日も泣いてるな、と思ったけど、

「いいよ、心からあふれ出てくるんやから、それでええやん」と自分にささやいた。

 

手を合わせながら、願い事をしているのか、泣き言を言っているのか、心から湧き上がってくる思いをまと溢れる涙を、とめることができなかった。

 

はっきりしていることは、家族と幸せに暮らしたいということ。

普通に働き、普通に暮らしたいということ。

 

普通の人が当たり前にできることが出来なくなって、

普通ってこんなにも難しいことなのですか、と、

手を合わせながら、うなだれていた。

 

子供たちのお守りを買い、夕方、帰宅した。

 

外に出ると、働いている人を見かけるたびに、無意識に、仕事ができていない自分と比べて自分を責めている。

こういうことで自分を責めたって、傷んでいる自分の心がさらに怪我をしていくだけ、やめようね、と自分にささやく。

 

この頃、眠る前、その日あった「良いこと」をピックアップして

「今日もよく頑張った、今日もよく生きました」とつぶやいてから眠るように

しはじめた。

 

そう、それでいいよ。